子どもたちの健やかな成長を

21世紀をになう子どもたちのために-心に寄り添い育もう 自分らしく生きていく力を-

2019/10/05

第66回 愛知母と女性教職員の会

 10月5日、保護者と教職員、約230人の参加のもと、愛知母と女性教職員の会が開催されました。全体会では、提案及び講演が行われ、それらを受けて分散会が行われました。子どもたちの健やかな成長を願い、保護者と教職員が熱心に語り合いました。

 

女性部提案:「男女が自立し、ともに生きる力をどう育てるか」
         -自分らしく生きることを考える実践を通して- 

 小学校4年生の実践報告では、一人ひとりの役割の大切さを考えたり、話し合いの素地を養ったりする活動を積み重ねることで、自分に与えられた役割を自覚して行動できるようになり、その達成感や有用感を味わう子どもの姿が報告されました。また、自分の長所について、子どもどうしで話し合う活動を通して、友だちから認められ、自分のよさに気付くことのできた子どもの姿が報告されました。

 

講演 【演題】   「感情的にならない子育て法」
    【講師】    東 ちひろさん 

東ちひろ トリ  

 講師として、一般社団法人子育て心理学協会代表理事の東ちひろさんをお迎えし、子どもたちが自分らしく生きていくために、大人が子どもとどのようにかかわるかについて、ご講演をいただきました。「人は心の中に貯金箱をもっていて、そこに『ココロ貯金』が貯まると情緒が安定し、表情が穏やかになり、笑顔が増える。そうすると、自己肯定感が高まり、やる気と自信を引き出すことができる。周りの人が『聴く』『ふれる』『認める』ことで、その子への愛情が伝わり、子どもの『ココロ貯金』が貯まる」と、ご自身の豊かな経験を交えながら伝えられました。また、子どもの成長につなげるためには、大人の話の聴き方として、うなずきやあいづちが大切であること、「わたしはこう思うよ」とI(アイ)メッセージで伝えるとよいことなどを話されました。そして、感情的にならないためにも、「時間・体力・気力の面で余裕をもつことが大事であり、大人も自分が人生を楽しむ時間を大切にして、『ココロ貯金』を貯めてほしい」というメッセージは、多くの参加者の心に響きました。参加者一人ひとりが、日々向き合っている家族や子どもたちを想いながら、子育てやこれからの生き方について考えるひとときとなりました。

 

分散会:「心に寄り添い育もう 自分らしく生きていく力を」

 「自分らしく生きるとはどういうことか」「子どものために、親として教職員としてできることは」という観点で、グループ討議が行われました。自分らしく生きることに対しては、「まずは、自分自身を知ることが必要である」「ありのままの自分を受け止め、自分を好きになることが大切になる」「たくさんの経験をもとに自分で判断できる機会を増やす」などの意見が出されました。そして、目の前の子どもたちに対して、「一人ひとりの子どものありのままを受け止め寄り添う」「大人が余裕をもち、自分らしく生きているという姿を見せる」「大人が決めるのではなく、子ども自身が判断し選択できるようにする」など、親として、教職員として、どうあるべきかを考える場となりました。
 

 

参加者の声 

  •  子どもも大人も認められ、受け入れられる環境があってこそ、自分らしく生きていくことができるということを改めて感じた。

  •  自分自身が人生を楽しむ姿を見せることが、子どもたちが人生を楽しむことにつながると思った。自分のための時間も大事にしたい。

  •  子どもの思いに、耳も心も傾けながら、その子のよさを伝えていくことのできる教員になりたいと思った。

  •  自分の価値観を子どもにあてはめるのではなく、失敗も含めてさまざまな体験をさせ、自分で考え行動できる子どもを育てていきたい。

アピール採択

 最後にアピール採択委員により、集会アピールが読み上げられ、採択されました。この集会アピール文は、後日、県教育長にも提出しました。

集会アピール 

 子どもたちが夢や希望をもち、笑顔あふれる毎日を送るために、わたくしたち大人は何ができるのでしょうか。

 わたくしたちは、「わが子・教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンのもと、子どもたちの幸せと健やかな成長を願い、「愛知母と女性教職員の会」に集い、話し合いを通して考えを深めてきました。

 しかし、平和にかかわる国の情勢は、スローガンに込められた願いと逆行し、危機的な状況にあります。このようなときだからこそ、わたくしたちは、改めて子どもたちと平和を守るという、母女運動の原点に立ち戻る必要があるのではないでしょうか。

 子どもたちは、一人ひとり無限の可能性を秘めており、その可能性を伸ばし、豊かな人生を歩もうと生まれてきました。しかし、さまざまな課題を抱える現代社会において、子どもたちをとりまく環境が大きく変化し、自分のよさが見出せなかったり、よりよい人間関係を築けなかったりする子どもがいます。また、自分に自信がなく、将来に夢や希望をもつことができない子どもも少なくありません。そして、それは子どもたちだけでなく、将来に不安や悩みを抱える大人も同じです。

 子どもたちは、目の前の大人の姿を通して、将来を見つめています。21世紀をになう子どもたちのために、互いを尊重し合い、自分らしく輝くことのできる社会の実現をめざして、今こそ、ここに集うすべての大人たちが手と手を取り合い、支え合っていこうではありませんか。

           

ともに語り合いましょう

       夢と希望あふれる 子どもたちのかけがえのない未来を

 ともに育んでいきましょう

       豊かな心と 自分らしく生きていく力を

 そして、築いていきましょう

       互いを 尊重し合う 笑顔あふれる社会を

 

 わたくしたちは、子どもたちの幸せと健やかな成長を願い、すべての大人が子どもたちの心に寄り添い、ともに自分らしく輝くことのできる社会の実現にむけて、未来へつなぐ、確かな歩みを続けていくことをここに誓います。

 

    2019年10月5日

  第66回 愛知母と女性教職員の会

 

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