子どもたちの健やかな成長を

スポーツ・文化的活動を通して地域で子どもを育てよう

2021/01/18

 スポーツ・文化的活動は、本来、生涯学習という観点から、地域を主体として行われることが望ましいと考えます。

 子どもたちのスポーツ・文化的な活動は、現状、主に学校における部活動によって行われています。そのため、当面は部活動の諸問題解消をはかるため、外部指導者や部活動指導員の配置などを含めたスポーツ・文化的活動のあり方を検討していきます。また、総合型地域スポーツクラブをはじめとした社会教育活動の充実を求めていきます。

 2020年9月に文部科学省から「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」が示され、休日の部活動の段階的な地域移行が検討されています。休日の部活動の段階的な地域移行については、休日の部活動の運営主体となる総合型地域スポーツクラブなどの設置数や保護者の費用負担など多くの課題があると考えます。そのため、今後、教員・保護者・地域で休日の部活動について検討する機関を充実させることなどが重要となります。

 

子どもたちの願い

外部指導者・部活動指導員について

 2016年度まで、文部科学省の委託事業として外部指導者の派遣を行っていた「運動部活動指導の工夫・改善支援事業」が廃止となりました。そのため、市町村の予算で外部指導者を派遣しているのが現状です。一方、2017年3月に「部活動指導員」が制度化されました。部活動指導員は、単独での指導や大会の引率等を行うことができ、子どもの技術向上も期待されています。愛教組は、外部指導者や部活動指導員の配置拡大について、必要な条件整備をすすめるよう求めていきます。

                                                                                                                                        (2020愛教組青年部実態調査より)

総合型地域スポーツクラブについて

  •  身近な施設を拠点に、地域住民が主体的に運営します。
  •  複数の種目があり、年齢、興味・関心、技術レベルに応じて参加できます。
  •  ボランティア指導者から専門の指導者まで、子どもから高齢者までのさまざまな世代の会員のニーズに対応します。
  •  活動を通して世代間交流や友だちのネットワークが広がり、地域の教育力向上につながります。

                                                    (2020愛教組青年部実態調査より)

 

 総合型地域スポーツクラブは、2021年1月現在、愛知県では、54市町村中51市町村で134のスポーツクラブが活動しています。

 

カテゴリー:更新情報, 子どもたちの健やかな成長を, スポーツ・文化的活動のあり方について    

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