愛教組は、10月22日、第66次教育研究愛知県集会を、約2000人の教員や保護者、働く仲間の参加を得て開催しました。
全体集会の後には、「子どもたちの健やかな成長をめざして」をテーマに特別集会を行いました。特別集会では、兵庫県立大学教授の尾﨑公子さんを講師としてお招きし、「学校・家庭・地域による教育環境の充実」という題目で記念講演をいただき、参加者との意見交換を行いました。
また、27の分科会では、子どもたちを中心にすえた実践報告と活発な討論が行われました。
基調報告より
- 分科会(各科目についての報告は下の表からご覧下さい。)
基調報告より
これまでの65次にわたる教育研究において、わたくしたちは夢と希望あふれる教育の創造をめざし、子どもたちを中心にすえ、それぞれの学校・地域の特色を生かした、自主的・主体的な教育研究活動を着実に積み重ねてきました。また、保護者への意識調査を実施し、今日的な教育課題を明らかにするとともに、各地域で教育対話集会などを行い、保護者や地域の方々と意見交換をする中で、子どもたちの「生きる力」を育む取り組みについての合意形成をはかってきました。そして、各学校では子どもたちの健やかな成長を願い、日々教育活動に取り組んでいます。
そのようななか、8月に中教審教育課程部会は次期学習指導要領等にむけたこれまでの審議のまとめを公表するなど、国ではさまざまな教育改革が推し進められています。その中では、小学校高学年において英語を教科化し、それに伴って増える週1コマの授業時数を捻出するために、短時間学習や60分授業などを新たに設定したり、夏季・冬季休業中に学習を行ったりする案などが示されています。今以上に授業時数が増えることは、子どもたちにとって負担が増し、他の教科の学びなど学校生活全般にも影響をもたらすとともに、学校任せの運用になっていることからは、学校現場に大きな混乱をもたらし、目の前の子どもたちへの教育がゆきとどかなくなることが懸念されます。また、主体的な学びや、各教科で身につけた資質・能力をさまざまな課題解決に生かすアクティブ・ラーニングの必要性も強調していますが、本来、アクティブ・ラーニングなど子どもの学び方や指導方法については、型にはめこみ限定するものではありません。一方で、わたくしたちはすでにこれまでも、自ら課題を見つけ、考え、判断し、行動することのできる「生きる力」の育成という理念のもと、子どもたちや学校・地域の実態に応じた、主体的で創造的な教育課程編成活動をすすめてきています。わたくしたちは、今後もこれまでの教育実践の成果や課題を不断に見直す中で、子どもたちや学校・地域の実態に応じた、主体的で創造的な教育課程編成活動へ生かしていけるよう工夫していくことが大切です。
そして、わたくしたちは、あくまでも学習指導要領を大綱的基準としてとらえ、未来を担うすべての子どもたちのために夢と希望あふれる教育を創造する取り組みを継続し、学校現場からの教育改革を推進していかなければなりません。そのためにも、基礎・基本の確実な定着はもちろんのこと、子どもたち一人ひとりが学ぶ意欲をもち、自らすすんで取り組むより質の高い学びを大切にしていかなければなりません。また、人・自然・文化などとかかわり合い、地域に根ざした体験活動を中心にした学習を構築し、学校・家庭・地域の連携をよりいっそう強化し、地域ぐるみの教育をおしすすめていかなければなりません。
今次の教育研究活動においても、ゆとりとふれあいの中で「わかる授業・楽しい学校」の実現をめざし、「学びの質をより追究するとともに、子どもたち一人ひとりの意欲を大切にし、学ぶ喜び・わかる楽しさを保障する教育課程編成活動をすすめる」「学校・地域の特色を生かし、人・自然・文化などとのかかわりを大切にした創意あふれる教育課程編成活動をすすめる」の2点を研究推進の重点として提起しました。わたくしたちがすすめる教育改革は、日々の教育実践を積み重ね、その中で成長していく子どもたちの姿で示すべきだと考えます。各分科会においては、実践研究の報告をもとにして、活発な議論を展開するとともに、その成果を各単組・各分会にもち帰り、還流をはかっていただくことを大いに期待します。
また、本日の特別集会では、子どもたちの現状や最近の教育をめぐる情勢をふまえ、「学校・家庭・地域による教育環境の充実」と題して、記念講演を行います。子どもをとりまく現在の環境の中で必要とされることや、子どもたちがたくましく生きていくために学校・家庭・地域で連携し、大切にしていきたいことなどについて、参加者のみなさまとともに考え、共通理解をはかる場にしたいと考えます。
最後になりましたが、この教育研究愛知県集会が愛知の教育のさらなる推進のため、そして何よりも目の前の子どもたちの健やかな成長のために、実り多いものとなることを祈念し、本集会開会にあたっての基調報告といたします。
分科会
国語教育(文学その他)
説明的文章9本と、文学的文章15本のリポートが報告された。目の前の子どもたちの実態を見つめた価値ある実践が多く、どうのように読む力をつけるべきかについて、報告されたリポートをもとに討論が展開された。
国語教育(作文その他)
作文(綴り方)の教育9本と、言語の教育4本、音声表現の教育9本のリポートが報告された。目の前の子どもたちの実態を見つめて、どのような子どもを育てるのか、文字言語・音声言語のよさを生かして、どのような力を育てていくのかについて討論が展開された。
外国語教育
「小学校外国語活動」「4技能を育成する活動」「わかる・楽しい授業づくりのための工夫」の3つを討論の柱に、小グループによる発表と討論が行われた。その後、各グループで設定された「全体討論への問題提起」をもとに、全体で討論と意見共有が行われた。
3つの小グループでは、社会科や総合的な学習の時間と関連させた学習活動を行った小学校の実践や、英語の辞書を題材に、生徒どうしがグループ内で英語を用いて意見交換や議論をした実践などが報告された。児童生徒がお互いにかかわり合いながら、主体的に学習活動に取り組むための手だてが数多く報告され、活発な討論が行われた。
社会科教育(小学校)
地域素材の教材化や学習活動の工夫などによって、社会的事象を自分事としてとらえ、子どもたちの追究意欲を高めようとした実践が報告された。
討論では、根拠をもとにした話し合い活動を行えるようにするための具体的な手だてや、将来の社会参画につながる力とはどのようなものかについて熱心に話し合われた。
社会科教育(中学校)
子どもたちが主権者として主体的に取り組む学習活動のあり方についての実践や、社会に対する見方・考え方を深める学習活動のあり方についての実践が報告された。
学ぶ意欲を持続させ子どもが主体的に課題を追究した実践や、地域素材をはじめとする身近な素材を教材化し、子どもの社会認識を深め、社会に参画していこうとする意識を育んだ実践が多く報告された。
数学教育(算数)
「わかる・できる指導の工夫」「思考力・判断力・表現力の育成」「学び合う力の育成」の3つの柱立てで、実践の報告や討論が行われた。
自ら学び、主体的に取り組む子どもの育成を主眼とした実践をはじめ、子どもが意欲的に学ぶことができるよう問題提示や学習形態を工夫した実践、算数的活動を通して子どもの自主性を引き出した実践などが報告された。どの報告も目の前の子どもを中心にすえ、子どもの力をのばしたいというねらいを感じることができるものであった。
数学教育(数学)
「確かな学力の定着・学習形態の工夫」「思考力・判断力・表現力の育成」「自ら学ぶ力・意欲の育成」の3つの柱立てで、実践の報告や討論が行われた。自ら学び、主体的に取り組む子どもの育成を主眼とした実践をはじめ、グループ学習やペア学習などの学習形態を工夫した実践、数学的活動を通して子どもの自主性を引き出した実践など、多岐にわたる実践が報告された。
理科教育(物理・化学)
26本の実践提案にもとづき、「子どもの発達段階をふまえた教育課程編成のあり方」「自然概念形成に有効な教材・教具の開発、指導の工夫」の2観点に重点を置いた討論を分野・領域ごとに展開し、さらに「基礎・基本の習得と評価のあり方」「子どもたちに理科の有用性を実感させる指導のあり方」「単元における『ものづくり』の扱い方」を加えた5観点の柱立てによる総括討論を行うことで、参加者による活発な意見交換がされた。
理科教育(生物・地学)
言語活動を通して、科学的な思考力を育成することをめざした実践や、飼育・観察を継続的に行った実践、実物にふれさせ、実感の伴う理解をはかった実践、グループ学習の学習形態や評価方法を工夫した実践、地域の素材や人材を活用した実践、モデルを取り入れることで条件や視点を明確にした実践などが報告された。
討論では、「子どもの発達段階をふまえた教育課程編成のあり方」「子どもの視点に立った教材・教具の開発や指導の工夫」の2観点に重点を置いた討論と、「基礎・基本の習得と評価のあり方」「子どもたちに理科の有用性を実感させる指導のあり方」「地域の素材・人材の教科化」を加えた5観点を柱立てに、活発な意見交換がされた。
生活科教育
季節ごとの自然を生かした遊び活動やおもちゃの製作を通して気付きの質を高めた実践、幼・保・小の接続を意識したスタートカリキュラムの実践、家族の中での自分の役割を考え、よりよい生活を創り出そうとした実践、探検活動を通しての地域の自然や人々とのかかわりを深めた実践、継続的な飼育・栽培活動を通して、対象への愛着や自分自身への気付きを深めた実践などが報告された。
子どもたちが自身の思いや願いを実現し、いきいきと活動する様子がよくわかる実践が多かった。また、対象と繰り返しかかわることで、対象や自分自身への気付きの質を高めた実践も多かった。
生活科を通して子どもたちの自立の基礎が養われていく確かな実践がすすめられていることが感じられた。
美術教育
「美術教育を通して子どもたちに伝えたいこと~子どもたちのゆたかな学びのために~」をテーマに実践報告や討論がすすめられた。
総括討論では、図工・美術教育から何を学ばせるのかという議論を通して、本年度のテーマについて考え、深めることができた。
図工や美術の授業に対して、子どもが抱える不安や悩み、思いを受け止め、教員がどのように支援していくとよいのか話し合われました。また、子どもたちの将来を見据えて、小中学校がどのように連携して子どもの表現力を高めていくのか、美術教育では、将来にむけてどのような力を育んでいくのか、といった議論を通し、わたくしたち美術教員が考えなければならない課題を確認することができた。
音楽教育
「主体的に音楽表現を高めるためのコミュニケーションのあり方」「思いや意図を表現に生かすための教材選択や指導の工夫」をテーマに、討論をすすめた。音楽の学習を通して互いのよさを認め合う実践が多く報告され、9年間を見据えた音楽教育を通して、「人間性」を育む大切さについて、深く考えることができた。
午前中は、DVDによる実践報告を行った。どの報告も、めざす子ども像を明確にし、工夫を凝らした教員の手だてによって、変容していく子どもたちの様子がよくわかるものであった。
技術教育
よりよい生活にむけて、学んだ知識や技能の活用をめざす実践が多く報告された。材料と加工では、かんな削りの加工精度を高めた実践や、子どものつまずきを解消するために試し教材などを使用した実践が報告された。エネルギー変換では、物事を多面的にとらえ、技術の発展と環境の保持とのかかわりを見つめ直した実践や、製作の効率化や加工技術の正確さをめざして授業展開を工夫した実践、歯車の学習教材を使用して、動力伝達の仕組みに関心をもたせることをめざした実践が報告された。生物育成では、教具を活用し体験的な活動を取り入れたミニトマトづくりの実践が報告された。情報と技術では、情報を適切に取り扱うことのできる能力の育成をめざした実践や、目的や条件に応じたプログラムを作成できる能力の育成をめざした実践、センサカーを用いて計測・制御の学習に取り組んだ実践が報告された。技術教育全般では、学習規律の徹底とICT機器の有効活用を意識した実践、地元産業に密着し、身近な課題を設定した実践が報告された。
家庭科教育
「知識・技能の習得」「生活を追究する」「家族・家庭と地域のつながり」「現代的な生活課題に取り組む」の4つ柱立てで、実践の報告や討論が行われた。子どもの生活の中から課題を見つけ、学びを深めていく実践が多く報告された。
総括討論では、「家庭科の独自性」「家庭科で獲得できる科学的認識」「これからの家庭科教育の方向性」などについて、活発な討論が行われた。
保健体育(体育)
「体育でどのような子どもを育てるか、自ら考え行動する子どもをどう育てるか」を大テーマに、次の点を研究主題として、発表・討論が行われた。
(1) かかわり合いを大切にした授業づくり
(2) 学年に応じた体力向上と技能習得
どのリポートにも、仲間とのかかわり方や学年に応じた体力向上と技能習得に関して、さまざまな工夫のある実践が報告された。
討論では、かかわり方の有効な手だてや、それぞれの単元で習得していくべき内容について活発な意見交換がされた。また、技能習得のためのよりよい指導法などについて、活発な意見が出された。
保健体育(保健)
「子どもが生活の主体となるための保健教育」をテーマに、さまざまな健康課題に対応するため、教材・教具を工夫した実践、子どもの主体的な活動を中心とした実践、家庭との連携を深めた実践などが報告された。報告を通して、健康に対する意識の高まりや、健康課題の解決にむけた実践力が着実に育ってきている様子が感じられた。
自治的諸活動と生活指導(小学校)
「たくましく生きる子どもを育てよう」をテーマとして、活発に討論された。子どもたちのよりよい人間関係を築くために、学級や学年、異学年交流を通して活動した実践が多く報告された。また、子どもたちが自分自身を見つめ、自ら課題を見つけて取り組むことで、達成感や成就感を味わい、豊かな人間性を身につけた実践も報告された。さらに、学校と家庭、地域が連携して一人ひとりの子どもを支援した実践なども報告された。
これらの実践報告をもとに、子どもたちの活動のあり方や意義、子どもたちの実態のとらえ方、それらをふまえた教員の支援のあり方について熱心な討論が展開された。
自治的諸活動と生活指導(中学校)
「たくましく生きる子どもを育てよう」をテーマに、活発に討論された。
子どものやる気を引き出すために自己存在感を大切にした実践、学校行事を生かしながら、個と集団の力を高める活動や家庭・地域と連携した活動を通じて、子どもの成長をめざした実践が報告された。
これらの実践報告をもとに、子どもたちの実態をふまえた支援のあり方について議論が深められた。
能力・発達・学習と評価
わかる喜びや主体的な学習態度を育み、子どもの思考を深めていくための手だてとして、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた実践、ICT機器を効果的に活用した実践、教材・教具を工夫した実践などが報告された。
また、友だちとかかわり合いながら学びを深めていく手だてとして、コミュニケーションタイムを取り入れた実践、教え合い励まし合える集団づくりの実践、道徳と関連させた実践などが報告された。
特別支援教育
「豊かに生きるための力を育む」というテーマのもと、19本のリポートが報告された。
子どもの教育的ニーズを的確に把握し、学習意欲を高めるような教材・教具を工夫した実践、子どもの現在や将来の生活に直接結びつく力を身につけさせるための実践、人とかかわる力やコミュニケーション能力を高めさせるための実践などが報告された。
進路指導
基礎的・汎用的能力の育成に重点を置いたキャリア教育の実践が、多数報告された。各教科、特別活動の実践からは、自分らしいよりよい生き方を考えることで、主体的な進路選択につながることが確認された。また、地域の特徴を生かした学年行事などを通して自己の生き方を考えることで、主体的な進路選択につながることも確認された。
学級活動や体験活動など、啓発的な活動を通して行われた系統的なキャリア教育の実践も報告された。また、ネットワークコミュニケーションを通して、将来働く上で必要な能力の育成につながることが報告され、キャリア教育の有効性や汎用性が確認された。
教育条件整備
「子どもの学習権の保障のために」を主題に、防災教育にかかわる条件整備や、教員の多忙化解消にむけた人的配置の拡充における条件整備、特別支援教育の充実にむけた教育条件整備についての実践が報告された。
地震対策や防災教育の実践についての調査結果と今後の課題が報告された。また、少人数学級やティームティーチングによる指導を可能にするために正規教員の定数を増やす必要性や、特別支援学級の子どものニーズに合わせた人的・物的支援の必要性が報告された。
過密・過疎、へき地の教育
少人数だからこそできるきめ細かな支援を随所に取り入れた社会科の実践や、コミュニケーション能力を高めた実践、地域素材や人材を積極的に活用した国語科の実践などが報告された。
どの学校も、子どもの数の減少や固定化された人間関係に起因して、人とかかわる力が十分に育っていない傾向があることが共通していた。そこで、自分の考えをもち、伝え合うことで互いの学びを深めたり、人とかかわる力をのばすための工夫をしたりした実践がされていた。また、地域素材を生かして地域との交流を増やすことで地域の人の思いに気付き、地域に愛着をもたせた実践も報告された。いずれの実践も、へき地校の抱える問題点を考慮しながら、小規模校の利点を生かしたり、地域素材や人材を活用したりした実践であった。
環境問題と教育
環境問題に関する教材や指導法の工夫やICT機器の活用により、多面的に考えたり、考えを深めたりすることができる子どもの育成をめざした実践、身近な環境問題を取り上げ、子どもたちの意識を高めた実践が、小学校から2本、中学校から1本報告された。
子どもたちの環境問題に対する意識を高めるとともに、よりよい環境づくりに目をむけ、多面的に考えることができる子どもの育成をめざした実践が報告された。
情報化社会の教育
子どもたちにとって身近なSNSにかかわる事例を取り上げ、主体的に情報を活用しようとした実践が報告された。また、情報を交流し、取捨選択したり、相手を意識した情報発信をしたりして、子どもたちが情報活用能力を身につけた実践が報告された。
さらに、各教科の授業においては、ICT機器やデジタルコンテンツを有効に活用することで学習意欲を高めた実践が報告された。
読書・学校図書館
子どもたちが読書の楽しさを実感し、読書量を増やしたり、読書の幅を広げたりするための活動として、ブックトークやビブリオバトル、図書委員会の活動などの実践が報告された。また、学校司書と連携して読書活動をすすめている学校が多いことがわかり、本と子どもをつなぐためには担任、学校司書などさまざまな人がかかわることが大切だと確認された。
図書館を使った調べ学習についての実践も報告された。資料の収集、整理、発信までの流れの指導を丁寧に繰り返し行うことで調べ学習の力が身につくため、調べ方を学ばさせる大切さが、再確認された。国語科の学習だけでなく、総合的な学習の時間や、理科、社会科などすべての学習において、図書館が活用できることも確認された。
総合学習
身近な事象や今日的な課題をテーマとして取り上げ、子どもが探究的・協同的に学ぶ姿を期待した実践が多く報告された。子どもが内容をより「自分事」としてとらえるための地域素材の生かし方や、言語活動を充実させるための思考ツールの活用方法が紹介された。子どもの思いを生かした課題づくりをするためには、教員の教材研究力をより高める必要があると確認された。