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第71次教育研究愛知県集会

2021/10/16

  10月16日、第71次教育研究愛知県集会が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、愛知県産業労働センター(ウインあいち)を特設本部としてWEBにて開催されました。
  26分科会・小分科会と「特別の教科 道徳」特別分科会では、子どもたちを中心にすえた活発な討議が行われました。

 

基調報告より

分科会

1.語教育文学その他作文その他)
2.
外国語教育
3.
社会科教育小学校中学校
4.
数学教育算数数学

5.理科教育物理・化学生物・地学
6.生活科教育

7.美術教
8.音楽教育
9.技術教育
10.家庭科教育
11.保健体育体育保健
12.自治的諸活動と生活指導小学校中学校
13.能力・発達・学習と評価
14.特別支援教育
15.進路指導
16.教育条件整備
17.過密・過疎、へき地の教育
18.情報化社会の教育
19.読書・学校図書館

20.合学習
特.「特別の教科 道徳」

 

基調報告より 

 これまでの70次にわたる教育研究において、わたくしたちは夢と希望あふれる教育の創造をめざし、子どもたちを中心にすえ、それぞれの学校・地域の特色を生かした、自主的・主体的な教育研究活動を着実に積み重ねてきました。また、保護者への意識調査を実施し、今日的な教育課題を明らかにするとともに、各地域で教育対話集会などを行い、保護者や地域の方々と意見交換をする中で、子どもたちの「生きる力」を育む取り組みについての合意形成をはかってきました。そして、各学校では子どもたちの健やかな成長を願い、日々教育活動に取り組んできました。
 さて、小学校、中学校ともに新学習指導要領が全面実施となりました。学校現場では、「特別の教科 道徳」「外国語教育」「プログラミング教育」などへの対応に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大や一人1台の端末の整備等の対応にも追われています。学習内容や授業時数の増加により、子どもたちのゆとりが奪われるばかりか、子どもたち一人ひとりと向き合う時間を確保することも難しくなり、ゆきとどいた教育が十分に行えなくなることが危惧されます。子どもたちに必要な力は、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、行動できる「生きる力」であり、それは、ゆとりとふれあいを保障する教育課程の中で育んでいくべきものであると考えます。
 
わたくしたちは、あくまでも学習指導要領を大綱的基準としてとらえ、未来を担うすべての子どもたちのために夢と希望あふれる教育を創造する取り組みを継続し、学校現場からの教育改革を推進していかなければなりません。そのためにも、基礎・基本の確実な定着はもちろんのこと、子どもたち一人ひとりが学ぶ意欲をもち、自らすすんで取り組む、より質の高い学びを大切にしていかなければなりません。また、人・自然・文化などとかかわり合い、地域に根ざした体験活動を中心にした学習を構築し、学校・家庭・地域の連携をよりいっそう強化し、協働して、地域ぐるみの教育を推しすすめていかなければなりません。
 
今次の教育研究活動においても、ゆとりとふれあいの中で「わかる授業・楽しい学校」の実現をめざし、「学びの質をより追究するとともに、子どもたち一人ひとりの意欲を大切にし、『学ぶ喜び・わかる楽しさ』を保障する教育課程編成活動をすすめる」「学校・地域の特色を生かし、家庭や地域社会と協働をはかりながら、人・自然・文化などとのかかわりを大切にした創意あふれる教育課程編成活動をすすめる」の2点を研究推進の重点として提起しました。わたくしたちがすすめる教育改革は、日々の教育実践を積み重ね、その中で成長していく子どもたちの姿で示すべきであると考えます。各分科会においては、実践研究の報告をもとに、活発な議論を展開するとともに、その成果を各教組・分会に持ち帰り、還流をはかっていただくことを大いに期待します。
 
最後になりましたが、この教育研究愛知県集会が愛知の教育のさらなる推進のため、そして何よりも目の前の子どもたちの健やかな成長のために、実り多いものとなることを祈念し、本集会開会にあたっての基調報告といたします。

 

分科会    

国語教育(文学その他)

 説明的文章と文学的文章を合わせて18本のリポートが報告された。目の前の子どもたちの実態を見つめ、何のために、どのように読む力をつけるべきか、報告されたリポートをもとに討論が展開された。

国語教育(作文その他)

 作文(綴り方)の教育13本と、言語の教育1本、音声表現の教育3本のリポートが報告された。子どもたちの実態を見つめ、文字言語・音声言語のよさをいかして、どのような力を育てていくのかということについて討論が展開された。

外国語教育 

 「主体的に学習に取り組む態度を育む指導のあり方」「コミュニケーションの基礎となる資質・能力を育む言語活動のあり方」「思考力・判断力・表現力を育む言語活動のあり方」の三つを討論の柱とし、小グループによる発表と討論が行われた。その後、各グループから出された「全体討論への投げかけ」をもとに、全体での討論と意見共有が行われた。
 3つの小グループでは、主体的に考えながら表現することができる生徒の育成をめざした中学校の実践や、積極的にコミュニケーションをはかろうとする児童の育成をめざした小学校の実践などが報告された。子どもたちがお互いにかかわり合いながら、主体的に学習活動に取り組むための手だてが数多く報告され、活発な討論が行われた。 

社会科教育(小学校)

 社会的な見方・考え方を働かせ、課題を解決させたり、現在や未来の社会をとらえさせるための手だてを工夫しながら、よりよい社会を創造する力を育もうとしたりする実践が報告された。
 討論では、「地域素材を教材化した学習活動の工夫と育てたい力」、「よりよい社会の実現をめざし、主体的に考えるための学習活動の工夫」や「先人の働きや政治の役割を、切実感をもって追究できる学習活動の工夫と育てたい力」などについて話し合われた。

社会科教育(中学校)

 県内19のレポートが報告され、質疑や討論が活発に展開された。
 地域ごとに異なるよさや課題をいかし、子どもたちに自分事として考えさせる実践や、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、ゲストティーチャーやICT機器、思考ツールなどを活用しながら学びを深める実践が多く報告された。

数学教育(算数)

 「主体的な学び」「対話的な学び」「思考力・判断力・表現力の育成」の3つの柱立てで、実践の報告が行われた。
 子どもたちが主体的にかかわり合う姿をめざした実践、わかる喜び・できる楽しさを実感させるための手だてを工夫した実践、筋道を立てて考え、表現できるように工夫した実践などが報告された。どの報告も子どもを中心にすえ、子どもの力を伸ばしたいというねらいを感じることができるものであった。

 数学教育(数学)

 「主体的な学び」「思考力・判断力・表現力の育成」「学び合う力の育成」の3つの柱立てで、実践の報告や討論が行われた。数学的活動を通して、子どもの自主性を引き出した実践をはじめ、自分の考えを深めることや表現する力を高めることをねらいとした実践、グループ学習やペア学習などの学習形態を工夫した実践など、多岐にわたる実践が報告された。 

理科教育(物理・化学)

 子どもたちが自然の事物・現象を身近に感じたり、問題解決能力を向上させるために、実物を教材に取り入れた学習問題を設定したり、プログラミング的思考を意識させたり、子どもたちから主体的に学びと向き合える場面が与えられるよう配慮したりする実践など、小学校理科5本、中学校物理10本・化学8本の23本のリポートが報告された。
 討論では柱に設定された4観点のうち、特に「自然の事物・現象を、量的・関係的な視点や質的・実体的な視点でとらえさせる指導方法」と、「子どもの理科的な資質・能力の把握や育成に役立てる評価の利用」に重点が置かれた意見交換や情報交換が活発に展開された。

理科教育(生物・地学)

 メダカや運動場の雨水といった実物を用いた実践や、校区の川や地層などの地域素材をいかした実践が報告された。また、ICT機器を活用し、身近な自然と絡めて活用していく実践も報告された。
 討論では、生物教材においては「身近な自然や、生命の大切さを取り入れた単元構想の充実」について、地学教材においては「地学的な事物・現象を、時間的・空間的な視点でとらえ、比較したり関係づけたりするなど、科学的に探究する方法を用いて、多面的に考えさせる指導方法」に重点が置かれた討論が展開され、活発な意見交換が行われた。

生活科教育

 1年生、2年生に発表順を分け、発達段階に応じた子どもたちの様子や支援の仕方がわかりやすい会となるようにした。栽培活動・探検活動・飼育活動・おもちゃづくりや昔遊びなど、多岐にわたる報告が行われた。「かかわり」が重視される生活科において、コロナ禍での実践でさまざまな制約があったものの、どの実践も子どもたちの願いや思いをもとに、指導者が試行錯誤を繰り返しながら、めざす子どもに迫る手立てが数多くあった。また、子どもたちに興味をもたせる仕掛けや思考を深めるアイデアが多数出された。討論では、日頃の悩みや困りごとに、たくさんの共感や対策案が出され、活発で有意義な時間となった。 

美術教育

 「美術教育を通して子どもたちに伝えたいこと~子どもたちのゆたかな学びのために~」をテーマに実践報告や討論がすすめられた。 総括討論では、図工・美術教育から何を学ばせるのかという議論を通して、本年度のテーマについて考え、深めることができた。タブレット端末やPCを用いて観賞会を行ったり、描画アプリでデザインを考えたりと、ICT機器を活用した実践が多く報告された。また、図工や美術の授業に対して子どもが抱える不安や悩み、思いを受け止め、教員がどのように支援していくとよいのかという議論を通して、わたくしたち美術教員が常日頃考えなければならない課題を確認することができた。 

音楽教育

 コロナ禍で歌うことやリコーダーを演奏することが制限された中で、仲間と主体的・対話的にかかわり合いながら表現の工夫をする実践やタブレット端末などのICT機器を活用した音楽づくりの実践が多く報告された。工夫を凝らした手だてによって、子どもたちどうしがかかわり合い、変容していく様子がよくわかるものであった。子どもたちの実態をふまえ、めざす子ども像を明確にし、わかる楽しさ、できる喜びなどの経験を積み重ねていけるよう、さまざまな工夫をしていくことが大切であると確認された。
 討論では、「基礎・基本の定着をはかり、子どもの学びを深めるための協働的な学習のあり方」「コロナ禍における音楽教育のあり方」をテーマに話し合われた。各発達段階に応じて子どもたちに身につけさせたい力や、そのための手だてを工夫することの重要性が話し合われた。また、クラッピングなどリズムを用いた授業やタブレット端末等を使用した創作の授業などについて報告された。

技術教育

 「材料と加工(2本)」「生物育成(3本)」「エネルギー変換(5本)」「情報(1本)」「その他(2本)」にかかわる実践を技術教育の新しい学力観をもとに「技術の見方・考え方」「よりよい生活、持続可能な社会の構築」「技術の最適化への追求」の3本の柱立てで報告が行われた。
 総括討論では、新しく必修内容となった「双方向性のあるコンテンツのプログラミング」の授業をゆたかな学びにするための討論が行われた。

家庭科教育

 子どもたちが自ら課題を解決するために、教材との出会わせ方を工夫し、実践的・体験的に学ぶ場や話し合い活動を取り入れた実践が報告された。話し合い活動を行う中で、考えが深まり、幅広い視点をもてるようになることが確認された。
 統括討論では、持続可能な社会の実現をめざし、将来にわたり生活を工夫したり創造しようとしたりする実践的な態度を養うための工夫を考えることができた。社会全体でも、大量生産・大量消費の行動が見直され、持続可能な社会の実現にむけての取り組みが増えてきている。その中で子どもたちが主体的に行動できるように意見交流が行われた。

保健体育(体育)

 「体育でどのような子どもを育てるか、自ら考え行動する子どもをどう育てるか」を大テーマに、次の2点を研究主題として、発表・討論が行われた。
 (1) わかる・できる・かかわることを大切にした授業づくり
 (2) ねばり強く学ぶことをめざした教材や指導方法を工夫した授業づくり
 どのリポートも、技能習得をめざした取り組みやかかわり合いの方法、主体的に体育学習に取り組むためのさまざまな工夫のある実践の報告があった。
 討論では、かかわり方の有効な手だてや、子どもたちが課題に向き合うためにどのような場をつくるべきか、教員のかかわり方などについて活発な意見交換がなされた。また、主体的な学びにつなげるための指導法などについて、活発な意見が出された。

保健体育(保健)

 「子どもが生活の主体となるための保健教育」をテーマに、さまざまな健康課題に対応するため、教材・教具を工夫した実践、子どもの主体的な活動を中心とした実践、学校内・外との連携を深めた実践などが報告された。報告を通して、健康に対する意識の高まりや、健康課題の解決に向けた実践力が着実に育っている様子を感じることができた。

自治的諸活動と生活指導(小学校)

 「たくましく生きる子どもを育てよう」を主題にして、活発に討論された。
 子どもたちがよりよい人間関係を築くために、学級や学年、異学年交流を通して活動した実践が多く報告された。また、子どもたちが自分自身を見つめ、自ら課題を見つけて取り組むことで、達成感や満足感を味わい、豊かな人間性を身につけた実践や、学校・家庭・地域が連携して一人ひとりの子どもを支援した実践などが報告された。
 これらの実践報告をもとに、子どもたちの活動のあり方や意義、子どもたちの実態のとらえ方、それらをふまえた教員の支援のあり方について熱心な討論が展開された。

自治的諸活動と生活指導(中学校)

 「たくましく生きる子どもを育てよう」をテーマに、活発に討論された。
 子どものやる気を引き出すために自己存在感を大切にした実践や、学級会活動などを通して個と集団の力を高める実践、家庭・地域と連携した活動を通して子どもの成長をめざした実践が報告された。
 これらの実践報告をもとに、子どもたちの実態をふまえた支援のあり方について議論が深められた。  

能力・発達・学習と評価

 今年度からICT機器(タブレット端末)を導入している学校が多く、それらを活用し、児童生徒が主体的・対話的で深い学びにむけて授業参加できるような手だての工夫、思考ツールやICT機器を活用した表現活動の工夫の実践などが報告された。
 また、対話によるアクティブラーニングを主とした授業展開についての実践や各教科の特質をいかした指導内容の工夫についての実践などが報告された。さらに、小学校1年生活科「あきはかせになろう」の秋見つけの実践を通して、自然や季節変化の面白さや不思議さに気付き、自然や人とのかかわりから学びを深める子の育成、他者を意識して行動することで、よりよい学級や人間関係をつくろうとする児童の育成などの実践が報告された。

特別支援教育

 「豊かに生きるための力を育む」というテーマのもと、16本のリポートが報告された。
 子どもの教育的ニーズを的確に把握し、学習意欲を高めるような学習活動や教材・教具の工夫をした実践、人とかかわる力やコミュニケーション能力を高めるための実践、個々の子どもの発達の状況に応じた生活単元学習や自立活動の工夫をした実践、子どもの実態についての共通理解や通常学級への移行支援に関する実践などが報告された。

進路指導

 基礎的・汎用的能力を育ませる啓発的な体験活動を通して、望ましい職業観や人生観を育む進路指導の実践が報告された。総合的な学習や特別活動を中心に、各教科や学校行事など、さまざまな教育活動を通した実践であった。
 また、各学年で意図的に体験的な活動を計画し、全校体制で系統的なキャリア教育の推進に取り組んだ実践が小・中両校から報告された。コロナ禍において、職場体験学習をはじめとした地域と連携した取り組みの実施が難しくなるなか、タブレット端末などのICT機器を活用した取り組みや、昨年度より導入されたキャリアパスポートの活用など、時世の変化が感じられる実践が報告された。

教育条件整備

 「子どもの学習権の保障のために」を主題に、ICT教育にかかわる教育条件整備や、子どもたちの心の居場所を保障する教育条件整備についての実践が報告された。意欲的に学ぶことのできる学校をめざすために、ICT機器の整備や利用状況の調査結果と今後の課題が報告された。また、子どもたちの心の居場所を保障するための人的支援や、関係機関との連携に関する実践と今後求められる条件整備について報告された。

過密・過疎、へき地の教育

 どの学校の報告も、身につけさせたい力を明確にしているという点、小規模校の実践である点、地域の特性をどのようにいかしていくかという点が取り上げられていた。
 小規模校は、少人数のため、個別支援がしやすいという利点がある一方で、多くの人とかかわる経験が乏しく、多様な考え方にふれる機会が少ない傾向にある。また、気心の知れた仲間と過ごす時間が長いため、大人数の集団での活動になったときに不慣れな部分がみられることもある。自分の考えを明確にもち、他者と伝え合う活動を通して、自分を表現する力を高める実践が報告された。また、地域素材や人材をいかすことで、ふるさとに愛着をもてるようになるという実践が報告された。

情報化社会の教育

 10本のリポートのうち、5本がプログラミング教育を含む論理的な思考を育成するものになっており、学年に応じた実践やアンプラグドの方法を用いた実践が報告された。残り5本は、情報モラルに関するものになっており、機器の活用を前提とし、適切な活用方法を児童自らが判断できる力を身につけさせる「デジタル・シティズンシップ教育」を意識した実践が報告された。

読書・学校図書館

 読書を通して、自己の考えを広げ、他者への理解を深めようとした実践が報告された。目的に合った本を選書したり、主体的に情報収集を行い、活用したりする活動を通して、読書に対する価値を見出すように促した実践が報告された。さまざまな事情をもつ子どもたちが主体的に図書館にかかわりをもてるように、魅力ある図書館づくりを工夫した実践が報告された。タブレット端末と本を併用し、子どもたちの主体的な取り組みを促す実践の報告も多くなされた。
 討論では、タブレット端末と図書館の本を併用するための方法や、調べ学習やポップづくりなどの活動に消極的な子どもへの声かけの仕方、コロナ禍での図書館利用の方法など、活発な意見交換がなされた。

総合学習

 今日的な課題や身近な事象を探究課題として取り上げ、教育課程を自主編成し、他教科とかかわらせながら、主体的に探究に取り組む子どもの育成をめざした実践が多く報告された。また、コロナ禍という状況下においても、オンライン会議や授業支援ソフトを使用することで協働的な学びの実現をはかるなど、直面している昨今の状況そのものを切実な課題として新たな学びのあり方を模索する先生方の熱意に感心させられた。

特別の教科 道徳

 小中合わせた11本のリポートでは、導入や発問などを工夫した実践や、国語科や体育科などの他領域と関連させた教科横断的な実践、マップやチャートを用いたり紙コップなどの教具を活用したりすることで思考の可視化を工夫した実践、自作教材を用いた実践など、さまざまな手だてをもとにした実践が報告された。また、リレーローテーション道徳や2時間完了授業といった工夫も紹介された。討論は、「小中学校の実践について、さまざまな工夫が、児童や生徒の自己の生き方、人間としての生き方を深めることにつながるものとなっているか」に重点を置いて展開され、活発な意見交換が行われた。

 

 

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21世紀をになう子どもたちのために-心に寄り添い育もう 自分らしく生きていく力を-

2021/10/10

第68回 愛知母と女性教職員の会

 10月10日、新型コロナウイルス感染防止対策のため、WEBにて開催されました。全体会では、講演及び提案が行われ、それらを受けて分散会が行われました。保護者と教職員が、子どもたちの健やかな成長を願い、熱心に語り合いました。

 

 講演 【演題】   「こうすれば、叱らなくても子どもは伸びる ~その具体的な方法とは?~」
     【講師】    親野智可等(おやのちから)さん 

  

 講師に親野智可等(おやのちから)さんをお迎えし、子どもたちが自分らしく生きていくために、大人が子どもにどうかかわるかについて、ご講演いただきました。

 「だらしがない、すぐにできないのは生まれつきなので、工夫して改善ができないのなら諦める(そのままを受け入れる)ことも大切」「今、完璧な子に育てる必要はない。『自己実現力』『自己肯定感』『良好な人間関係』を育成すれば、自分の力で豊かに生きていくための力になる」など、ご自身の豊かな経験を交えながらお話いただきました。また、「『あなたのため』とついつい口を出し、思い通りにならずイライラしてしまうと、大人も子どももストレスが溜まってしまいお互いが苦しくなる」「大人が子どもの『監督』になるのではなく、『応援団』になれば、失敗したり間違いがあったりしても受け止められる」と教えていただきました。参加者一人ひとりが、日々向き合っている子どものことを想いながら、子育てや家族とのかかわり方について考えるひとときとなりました。

 

女性部提案 「一人ひとりが自立し、ともに生きる力をどう育てるか
                    -自分らしく生きることを考える実践を通して-」     
 

 小学校2年生の実践では、普段何気なくもっているジェンダーバイアスについて、「男の子の色・女の子の色ってあるの?」など、低学年でも考えやすい疑問を投げかけ、子ども自身が自分を見つめ直し、「自分らしさ」について考える実践が報告されました。また、自分のよさについて、子どもどうしで話し合い、友だちから認められることで、自分のよさに少しずつ気付くことができた子どもの姿が報告されました。

 

分散会 「心に寄り添い育もう 自分らしく生きていく力を」

 「自分らしく生きるとはどういうことか」「子どものために、親として教職員としてできることは」という観点で、グループ討議が行われました。講演や提案の内容を受けて、「まずは大人が『女の子だから、男の子だから』などの思い込みをなくさなければいけない」「子どもを信じて、ありのままを受け止めることが大切」など、自分らしく生きることに対する意見が出されました。そして、目の前の子どもたちに対して、「否定的な言葉を使わず、子どもの気持ちに共感する姿勢を忘れないようにしたい」「大人である自分自身が夢をもって、自分らしく生きる姿を子どもに見せたい」「子どもができないことは、子どものせいではないので、手を貸しながら少しずつ成長する姿を見守りたい」など、親として、教職員として、どうあるべきかを考える場となりました。

 

参加者の声 

  •  「子どもたちの監督ではなく応援団になろう」という言葉が印象的でした。応援しているアイドルや俳優なら、欠点もチャームポイントに見え、新たな挑戦は全力で応援したくなります。我が子や学級の子に対しても、そんなファンのような視点で、これから何をしてくれるのかワクワクしながら見つめていきたいと思いました。

  •  教師の立場からお聞きして、自身の行動や言動を振り返る時間となりました。指導を振り返り、子どもたちに自己肯定感をもたせられるような声かけをしていきたいです。

  •  生まれつきの資質であり、誰のせいでもないという言葉が印象に残っています。困り感のある保護者と接するとき、自分が子どもとの接し方で悩んだとき、この言葉を思い出したいと思います。

  •  自分のクラスにいる子を想定して、自分だったら何ができるかを考えました。子どもたちが性の枠にとらわれず、自分自身を肯定的にとらえ、自分で考えて選択できる力を身につけていくことが大切だと思いました。

  •  自分らしく生きることに自信をもてるように、その子、その人に共感し、否定表現を使わないようにしていきたいと思います。

アピール採択

 最後にアピール採択委員により、集会アピールが読み上げられ、採択されました。この集会アピール文は、後日、県教育長にも提出しました。

集会アピール 

 子どもたちが夢や希望をもち、笑顔あふれる毎日を送るために、わたくしたち大人は何ができるのでしょうか。

 わたくしたちは、「わが子・教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンのもと、子どもたちの幸せと健やかな成長を願い、「愛知母と女性教職員の会」に集い、話し合いを通して考えを深めてきました。

 しかし、平和にかかわる国の情勢は、スローガンに込められた願いと逆行し、危機的な状況にあります。また、新型コロナウイルス感染症の流行も重なり、子どもたちの命と安全が脅かされています。このようなときだからこそ、わたくしたちは、改めて子どもたちの命と安全、そして平和を守るという、母女運動の原点に立ち戻る必要があるのではないでしょうか。

 子どもたちは、一人ひとり無限の可能性を秘めており、その可能性を伸ばし、豊かな人生を歩もうと生まれてきました。しかし、さまざまな課題を抱える現代社会において、子どもたちをとりまく環境が大きく変化し、自分のよさが見出せなかったり、よりよい人間関係を築けなかったりする子どもがいます。また、自分に自信がなく、将来に夢や希望をもつことができない子どもも少なくありません。そして、それは子どもたちだけでなく、将来に不安や悩みを抱える大人も同じです。新型コロナウイルス感染症拡大による世の中の不安はいまだ拭えず、先の見通せない状況です。しかし、このような時だからこそ人と人のつながりを強め、互いを認めあえることが大切です。

 子どもたちは、目の前の大人の姿を通して、将来を見つめています。21世紀をになう子どもたちのために、互いを尊重し合い、自分らしく輝くことのできる社会の実現をめざして、今こそ、ここに集うすべての大人たちが手と手を取り合い、支え合っていこうではありませんか。

 

ともに語り合いましょう

     夢と希望あふれる 子どもたちのかけがえのない未来を

ともに育んでいきましょう

     豊かな心と 自分らしく生きていく力を

そして、築いていきましょう

     互いを 尊重し合う 笑顔あふれる社会を

 

 わたくしたちは、子どもたちの幸せと健やかな成長を願い、すべての大人が子どもたちの心に寄り添い、ともに自分らしく輝くことのできる社会の実現に向けて、未来をつむぐ、確かな歩みを続けていくことをここに誓います。

 

    2021年10月10日

  第68回 愛知母と女性教職員の会

 

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子どもの心とからだの健やかな成長をめざして-ひといちばい敏感な子(HSC)の理解と支援について-

2021/08/21

第40回 愛教組連合養護教員研究集会

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、愛教組連合養護教員研究集会をWEBにて開催しました。「子どもの心とからだの健やかな成長をめざして-ひといちばい敏感な子(HSC)の理解と支援について-」をテーマに講演を行い、学習を深めました。

 講演会
【演題】「ひといちばい敏感な子(HSC)の理解と支援について」
【講師】真生会富山病院心療内科部長  明橋 大二さん

HSCは、どのような子どもなのか

 アメリカの心理学者エレイン・アーロン氏がHSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)という概念を提唱した。HSCとは、病気や障がいではなく、もって生まれた気質が「ひといちばい敏感」な子どもたちである。約5人に1人の割合でみられ、人種で差はなく、男女の比率も同じである。また、発達障がいとは異なる。感覚的に過敏なところは似ているが、人の気持ちを汲むことが得意というところに違いがある。

 

HSCの4つの特徴

 HSCは「DOES」という4つの特徴があり、HSCの子どもたちは、次の4つの特徴すべてがそろっているといわれている。

・ Ⅾ(Depth)「物事を深く考える」
 慎重派のため、よく考えて行動するので、時間がかかることがある。また、人の気持ちや空気を読む能力があり、物事の目に見えない裏や背景を察知する力がある。

・ O(Over Stimulation)「過剰に刺激を受けやすい」
 他の子どもたちと同じ刺激でも、過剰に刺激を受けやすいため、刺激過剰で混乱を引き起こすことがある。これは、辛いことだけでなく、楽しいことでも起こる。

・ E(Empathy Emotion)「共感力が高く、感情反応が強い」
 例えば、叱られている子どもを見て、まるで自分が叱られている気持ちや辛い気持ちになるなど、鏡のように受け取ってしまう。一説によると、HSCの子どもたちは、ミラーニューロンという脳の神経線維の活動が、周りの子どもたちより活発だとされる。そのことが共感力の高さに関係しているのではないかといわれている。

・ S(Subtlety))「ささいな刺激を感知する」
 物の位置が変わるなど、小さな変化にすぐに気がつくことができる。災害の予兆などを感じ取ったりするときがある。また、体内の刺激にも敏感なため、体の痛みで不安になることもある。

 

HSCには刺激を求めるタイプの子どももいる

 HSCの中にも、おとなしい子どもたちと活動的な子どもたちがいる。刺激を求めるタイプの子どもたちをHSS(High‐Sensation Seeking)という。このHSSは、HSCとは独立した別の特性である。
 HSSかつHSCという子どもたちは、石橋を叩いて渡るタイプである。一見、活発で敏感そうに見えない子どもが意外と敏感だったというのは、HSSでHSCという場合が多い。周りからは前向きに活動しているように見えるが、実は傷ついていることがある。その上、傷ついていることをうまく言葉にできず、かんしゃくを起こしたり暴れたりすることがあるため、傷ついているのかもしれないと配慮して事情を聞くことが大切である。

 

HSCの育て方

 HSCは生まれつきのものなので、保護者の育て方は原因ではない。例えば、保護者が過保護に育てたから、臆病な子どもになったわけではなく、HSCという特性があったから、保護者が子どものペースを尊重した結果、慎重な子どもに育ったということである。「親の育て方が原因」と誤解しないことが大切である。
 また、HSCは自己肯定感を育むことが重要である。自己肯定感というのは、「自分は生きている価値がある」「必要な存在」「私は私でいいのだ」という気持ちのことをいう。勉強もしつけも大事であるが、最も大切なことは、心の土台となる「自己肯定感」を育てることである。「自己肯定感」を育てるのは、いくつになってもやり直しができる。しかし、HSCは、「しつけの影響を受けやすい」「自分に厳しい」「手のかからないよい子どもになりやすい」「集団生活が苦手」などの理由から自己肯定感が下がりやすい傾向にある。

 

自己肯定感を育てる6つの方法

① 子どもを信じる
 HSCはとても敏感に察知する子どもたちである。子どもたちが言ったことは、本当なのだと信じる。

② 共感する
 子どもたちの気持ちに寄り添い理解する。例えば、子どもたちが辛い思いをしたときには、子どもたちの辛さに共感の言葉を伝える。

③ スモールステップを設定する
 例えば100を10ずつに分けて、10できたら褒め、20できたらさらに褒める。スモールステップに分けることでたくさん褒めることができる。そうすることで、子どもたちのモチベーションが上がり、目標を達成できる。

④ 心の安全基地をつくる
 逃げ場所をつくっておく。HSCは退路を断たれると不安になるため、逃げ場所を用意することで、安心して実力を発揮できる。

⑤ その子のペースを尊重する
 大人と子どもたちが、二人三脚で寄り添うことが大事である。大人が子どもたちの歩幅、スピードに合わせるとうまくいく。子どもたちが行動するまで我慢し、子どもたちが自ら足を上げて動き出したら、コミュニケーションがスムーズにとれる。

⑥ 少し背中を押してみる
 大人から見てこれは絶対できると思うときは、少し背中を押す。できたらその子どもの大きな自信になる。しかし、無理強いはしない。また、支援者は、保護者を褒め、労うことも大事な仕事の一つとなる。保護者の自己肯定感を高めることも重要である。

 

すべての子どもたちへ

 HSCに必要な支援は、すべての子どもたちにとっても必要な支援である。みんなが辛いと感じていることを、ひといちばい敏感な感性によって教えてくれるのがHSCの子どもたちである。HSCへの配慮は、実はすべてが子どもたちの暮らしやすい学校づくりにつながっている。多様な子どもたちへの配慮は、すべての子どもたちを大事にすることとなり、誰もが生きやすい世の中につながる。

 

 

 

 

 

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子どもたちのための教育改革を

2021/06/10

 愛教組は、これまでも子どもたちの健やかな成長をめざし、夢と希望あふれる教育の創造にむけて教育改革運動を推進してきました。各学校では、人・自然・文化などとのかかわりを通して、さまざまな事柄に関心をもち、意欲的に課題解決しようとする子どもたちの姿がみられるなど、学校現場における教育実践の成果があげられています。また、教育研究愛知県集会や各地区における教育対話集会、教育実態総合調査などの取り組みを展開し、さまざまな教育課題やその解決にむけた手だてなどについて保護者・県民との対話や共通理解につとめてきました。また、豊かな教育を創造する県民会議とも連携して、啓発活動を強化してきました。
 こうした取り組みの経過をふまえ、2021年度の教育改革運動についても、これまで通り「子どもたちの健やかな成長をめざす取り組み」を中心にすえ、夢と希望あふれる教育の創造にむけて、保護者・県民・教育関係者とともに学校・家庭・地域との協働を見据え、それぞれの連携を引き続き強化し、地域ぐるみの教育改革をすすめていきます。
 そのために、以下の3点を教育改革運動の重点として掲げ、教育制度・教育内容の改革をはかる運動を強化していきます。

1.  「生きる力」を育むゆとりとふれあいのある教育の実現をめざして
2.  ゆきとどいた教育の実現にむけた学校・地域の教育条件整備をめざして
3.  子どもたちの希望を大切にし、学ぶ機会を保障する高校入試・高校教育改革をめざして

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子どもたちのための教育改革を - 1.「生きる力」を育むゆとりとふれあいのある教育の実現をめざして-

2021/06/10

 「生きる力」とは、基礎・基本の習得はもちろんのこと、今までに得た知識や経験をもとに、自ら課題を見つけ、判断し、行動する力、学ぶ意欲も含めた総合的な力です。
 「生きる力」を育むゆとりとふれあいのある教育を行うためには、学校・家庭・地域が今まで以上に強く手を携え、地域ぐるみの教育をすすめていく必要があります。

学校教育に望むこと

 (2020年度 愛教組による保護者の意識調査より) 

地域ぐるみで子どもたちを育てるために

  • 保護者・地域住民・教員が集まって、子どもの教育について話し合う場を設置してほしい
  • 保護者や地域住民が講師や学校行事の補助などで参加しやすくなるような体制づくりをしてほしい
  • 地域のスポーツクラブや文化的なクラブを充実させてほしい

                                                                (2020年度 愛教組による保護者の意識調査より) 

 「学ぶ喜び・わかる楽しさ」を保障する教育をめざして

  • 子どもたちの健やかな成長を願い、子どもたちを中心にすえた職場ぐるみの教育実践に取り組んでいます
  • 地域の方とのふれあいを深める活動や子どもたちの体験活動の充実をはかっています
  • 保護者などの参加も得て、教育研究愛知県集会を開催し、より開かれた教育研究活動の推進につとめています

 

  1. 「生きる力」を育むゆとりとふれあいのある教育の実現をめざして
  2. ゆきとどいた教育の実現にむけた学校・地域の教育条件整備をめざして
  3. 子どもたちの希望を大切にし、学ぶ機会を保障する高校入試・高校教育改革をめざして

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子どもたちのための教育改革を - 2.ゆきとどいた教育の実現にむけた学校・地域の教育条件整備をめざして -

2021/06/10

 愛知県では、国による小学校第1学年、第2学年のほか、県独自による小学校第3学年、中学校第1学年において35人学級が実施されています。
 しかし、いじめや不登校、特別な支援や日本語教育を必要とする子どもたちへの対応など、学校現場には教育課題が山積しています。そのため、これまで以上に子どもたち一人ひとりにきめ細かな教育を行うことが大切であり、少人数学級のさらなる拡充や正規教員による定数増が必要不可欠です。
 すべての子どもたちにゆきとどいた教育を行うため、教育条件整備をいっそうすすめていく必要があります。

(2020年度 愛教組による教員の意識調査より)   (2020年度 愛教組による保護者の意識調査より)

 (2020年度 愛教組による保護者の意識調査より)

 (2020年度 愛教組による教員の意識調査より)

 

  1. 「生きる力」を育むゆとりとふれあいのある教育の実現をめざして
  2. ゆきとどいた教育の実現にむけた学校・地域の教育条件整備をめざして
  3. 子どもたちの希望を大切にし、学ぶ機会を保障する高校入試・高校教育改革をめざして

 

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スポーツ・文化的活動を通して地域で子どもを育てよう

2021/01/18

 スポーツ・文化的活動は、本来、生涯学習という観点から、地域を主体として行われることが望ましいと考えます。

 子どもたちのスポーツ・文化的な活動は、現状、主に学校における部活動によって行われています。そのため、当面は部活動の諸問題解消をはかるため、外部指導者や部活動指導員の配置などを含めたスポーツ・文化的活動のあり方を検討していきます。また、総合型地域スポーツクラブをはじめとした社会教育活動の充実を求めていきます。

 2020年9月に文部科学省から「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」が示され、休日の部活動の段階的な地域移行が検討されています。休日の部活動の段階的な地域移行については、休日の部活動の運営主体となる総合型地域スポーツクラブなどの設置数や保護者の費用負担など多くの課題があると考えます。そのため、今後、教員・保護者・地域で休日の部活動について検討する機関を充実させることなどが重要となります。

 

子どもたちの願い

外部指導者・部活動指導員について

 2016年度まで、文部科学省の委託事業として外部指導者の派遣を行っていた「運動部活動指導の工夫・改善支援事業」が廃止となりました。そのため、市町村の予算で外部指導者を派遣しているのが現状です。一方、2017年3月に「部活動指導員」が制度化されました。部活動指導員は、単独での指導や大会の引率等を行うことができ、子どもの技術向上も期待されています。愛教組は、外部指導者や部活動指導員の配置拡大について、必要な条件整備をすすめるよう求めていきます。

                                                                                                                                        (2020愛教組青年部実態調査より)

総合型地域スポーツクラブについて

  •  身近な施設を拠点に、地域住民が主体的に運営します。
  •  複数の種目があり、年齢、興味・関心、技術レベルに応じて参加できます。
  •  ボランティア指導者から専門の指導者まで、子どもから高齢者までのさまざまな世代の会員のニーズに対応します。
  •  活動を通して世代間交流や友だちのネットワークが広がり、地域の教育力向上につながります。

                                                    (2020愛教組青年部実態調査より)

 

 総合型地域スポーツクラブは、2021年1月現在、愛知県では、54市町村中51市町村で134のスポーツクラブが活動しています。

 

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