子どもたちの健やかな成長を

スポーツ・文化的活動を通して地域で子どもを育てよう

2022/01/17

 スポーツ・文化的活動は、本来、生涯学習という観点から、地域を主体として行われることが望ましいと考えます。

 子どもたちのスポーツ・文化的な活動は、現状、主に学校における部活動によって行われています。そのため、当面は部活動の諸問題解消をはかるため、外部指導者や部活動指導員の配置などを含めたスポーツ・文化的活動のあり方を検討していきます。また、総合型地域スポーツクラブをはじめとした社会教育活動の充実を求めていきます。

 2021年10月、スポーツ庁は、「運動部活動の地域移行に関する検討会議」において、2023年度以降段階的に休日の部活動の運営主体を学校から地域へ移行する方針を示しました。休日の部活動の段階的な地域移行については、指導者の確保・育成や休日の部活動の運営主体となる総合型地域スポーツクラブなどの設置数、保護者の費用負担、大会のあり方の整理など多くの課題があると考えます。そのため、今後、教員・保護者・地域で休日の部活動について検討する機関を充実させることなどが重要となります。

 

子どもたちの願い

外部指導者・部活動指導員について

 2016年度まで、文部科学省の委託事業として外部指導者の派遣を行っていた「運動部活動指導の工夫・改善支援事業」が廃止となりました。そのため、市町村の予算で外部指導者を派遣しているのが現状です。一方、2017年3月に「部活動指導員」が制度化されました。部活動指導員は、単独での指導や大会の引率等を行うことができ、子どもの技術向上も期待されています。愛教組は、外部指導者の配置や部活動指導員の配置拡大について、必要な条件整備をすすめるよう求めていきます。

                                                                                                                                        (2021愛教組青年部実態調査より)

総合型地域スポーツクラブについて

  •  身近な施設を拠点に、地域住民が主体的に運営します。
  •  複数の種目があり、年齢、興味・関心、技術レベルに応じて参加できます。
  •  ボランティア指導者から専門の指導者まで、子どもから高齢者までのさまざまな世代の会員のニーズに対応します。
  •  活動を通して世代間交流や友だちのネットワークが広がり、地域の教育力向上につながります。

                                                    (2021愛教組青年部実態調査より)

 

 総合型地域スポーツクラブは、2022年1月現在、愛知県では、54市町村中52市町村で132のスポーツクラブが活動しています。

 

カテゴリー:更新情報, 子どもたちの健やかな成長を, スポーツ・文化的活動のあり方について    

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