スポーツ・文化的活動を通して地域で子どもを育てよう
2023/01/16
スポーツ・文化的活動は、本来、生涯学習という観点から、地域を主体として行われることが望ましいと考えます。
子どもたちのスポーツ・文化的な活動は、現状、主に学校における部活動によって行われています。そのため、当面は部活動の諸問題解消をはかるため、外部指導者や部活動指導員の配置などを含めたスポーツ・文化的活動のあり方を検討していきます。また、総合型地域スポーツクラブをはじめとした社会教育活動の充実を求めていきます。
休日の部活動の地域移行については、国が2023年度から3年間を改革推進期間としました。しかし、指導者の確保をはじめ、総合型地域スポーツクラブの設置・拡充といった条件整備などの課題が山積しています。今後も、休日の部活動の地域移行を確実に行っていくため、教員・保護者・地域で検討する機関を充実させることなどが重要となります。
子どもたちの願い
外部指導者・部活動指導員について
部活動指導員や外部指導者の確保は、部活動の地域移行において喫緊の課題です。
部活動指導員は、外部指導者と異なり単独で部活動の指導や大会の引率が可能であることから、まずは部活動指導員の確保、続いて外部指導者の確保を求めています。部活動指導員等を確保することは、子どもたちにとって専門的な知識や技能を学ぶことができ、スポーツ・文化的活動により親しむことができると同時に、教員の負担軽減にもつながります。
現在、部活動指導員は、国の事業を活用して配置、外部指導者は、市町村独自で配置されています。
愛教組は、部活動指導員を継続的に配置するための予算確保を含めた部活動指導員等の配置拡大のための条件整備がより充実したものとなるよう、働きかけていきます。
(2022愛教組青年部実態調査より)
総合型地域スポーツクラブについて
- 身近な施設を拠点に、地域住民が主体的に運営します。
- 複数の種目があり、年齢、興味・関心、技術レベルに応じて参加できます。
- ボランティア指導者から専門の指導者まで、子どもから高齢者までのさまざまな世代の会員のニーズに対応します。
- 活動を通して世代間交流や友だちのネットワークが広がり、地域の教育力向上につながります。
(2022愛教組青年部実態調査より)
総合型地域スポーツクラブは、2022年12月現在、愛知県では、54市町村中52市町村で134のスポーツクラブが活動しています。
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