スポーツ・文化的活動を通して地域で子どもを育てよう
2025/01/15
これまで、子どもたちのスポーツ・文化的活動は、主に学校における部活動によって行われてきましたが、昨今では部活動の地域移行が全国的に推しすすめられています。愛教組としても、スポーツ・文化的活動は、本来、生涯学習という観点から、地域を主体として行われることが望ましいと考えます。
休日の部活動の地域移行については、国が2023年度から3年間を改革推進期間としました。しかし、指導者の確保・育成をはじめ、施設・設備の充実や総合型地域スポーツクラブの設置・拡充、保護者の負担軽減といった課題が山積しています。今後も、部活動については地域と連携した社会教育活動への移行にむけて、教員・保護者・地域で共通理解をはかっていくことなどが重要となります。
子どもたちの願い
指導者について
部活動の地域移行における指導者の確保は喫緊の課題です。
愛知県は、指導者確保のため2024年5月に「あいち地域クラブ活動人材バンク」を設置しました。しかし、現在の登録者数では、愛知県内すべての子どもたちのスポーツ・文化的活動に親しむ機会を保障することは到底できません。そのため、愛教組は「あいち地域クラブ活動人材バンク」の登録者数の増加のために、大学や企業などへのさらなる情宣活動や、指導者への報酬をはじめ、地域移行にむけた市町村への財政支援などを県に強く求めていきます。
総合型地域スポーツクラブについて
- 身近な施設を拠点に、地域住民が主体的に運営します。
- 複数の種目があり、年齢、興味・関心、技術レベルに応じて参加できます。
- ボランティア指導者から専門の指導者まで、子どもから高齢者までのさまざまな世代の会員のニーズに対応します。
- 活動を通して世代間交流や友だちのネットワークが広がり、地域の教育力向上につながります。
総合型地域スポーツクラブは、2024年12月現在、愛知県では、54市町村中51市町村で137のスポーツクラブが活動しています。
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